平成26年度の取り組み

目的

県内市町村の景観行政担当者を対象に、県外・県内の先進地事例の視察を含めた研修を実施し、景観行政に関する専門知識の習得と、地域住民の合意形成に係るスキルの向上を図ることを目的とします。

基礎研修

基礎編研修は、景観に携わる行政の方々が基本的に理解していただきたい、景観理論や関係法、また景観に大きな影響がある公共施設、ランドスケープ、色彩さらに地域住民との協働のためのファシリテーション技術などでプログラムを構成しました。また、現地視察により、住民と行政の協働の状況を確認し、参加者相互の意見交換の場もつくりました。

基礎研修

《第一日目》

実施日時 平成26年8月27日(水)10:00~17:00
場所 浦添市てだこホール(第1多目的室)
テーマ
  • ガイダンス
  • 沖縄の景観・風景づくりについて(景観法と景観行政)
  • 住民参画による風景・景観まちづくり景観まちづくりと住民参加
  • 合意形成のためのファシリテーション

《第二日目》

実施日時 平成26年8月28日(木)9:00~17:00
場所 浦添市てだこホール(第2多目的室)
事例研究(県内現地視察):那覇市首里地区・北中城大城区
テーマ
  • 景観の見方・県内事例・現場での実践例・景観法などの話題
  • 公共施設の景観デザイン
  • NPO法人首里まちづくり研究所の風景まちづくりと活動状況について
  • 地域と行政の役割について。地域住民とともに夢を持つこと

《第三日目》

実施日時 平成26年8月28日(木)9:00~16:00
場所 浦添市てだこホール(第2多目的室)
テーマ
  • ランドスケープデザインと緑化
  • 景観と色彩計画
  • 基礎編のふりかえり・コーディネーターの役割とは

実践研修

実践編研修は、景観行政で対応を求められる景観計画や景観地区、公共事業や屋外広告物について、また景観によるまちづくりの事例やその効果について等でプログラムを構成しました。また、参加者がそれぞれの地区で現在抱えている課題についての意見交換の場や、県外先進事例のキーマンを招いての実践事例の研修も行なわれました

実践研修

《第1回》

実施日時 平成26年10月10日(金)9:00~12:00
場所 浦添市てだこホール(第2多目的室)
テーマ 景観法の活用

《第2回》

実施日時 平成26年10月10日(金)12:00~17:00
場所 浦添市てだこホール(第2多目的室)
テーマ 地域住民との協働

《第3回》

実施日時 平成26年11月21日(金)13:00~17:30
場所 浦添市てだこホール(第1多目的室)
テーマ 公共事業の景観配慮

《第4回》

実施日時 平成27年1月16日(金)13:00~18:00
場所 沖縄県立博物館・美術館 ホール
テーマ 屋外広告物と景観形成の効果

県外先進地事例研修

北陸地区

北陸地区

実施日 平成26年10月1日~3日
場所 北陸地区(金沢、富山、高岡、加賀地区)
研修内容 北陸地区の県外先進事例研修は、「地域との協働」をテーマに石川県金沢市の伝統的建造物保存地区、富山県富山市の景観まちづくり推進地区、高岡市の伝統的建造物保存地区、石川県加賀市の大聖寺景観整備地区を訪れ、各地の地域との協働や地元NPOの活動などの状況を研修しました。

九州地区

九州地区

九州地区

実施日 平成26年11月12日~14日
場所 九州地区(黒川、湯布院、鉄輪地区)
研修内容 九州地区の県外先進事例研修は、「景観における公共事業」をテーマに、熊本県南小川町の黒川温泉地区、大分県由布市湯布院周辺地区、別府市鉄輪温泉地区、福岡県北九州市門司港レトロタウン地区を訪れ、景観における道路や植栽などの公共事業の役割について研修しました。