竹富島地区(竹富町)

~交通安全の確保や景観資源復活のための清掃美化活動とポンプ修繕~

竹富島のまちなみ

地区の概要

竹富島は沖縄県南西部の八重山諸島に属し、面積4.42k㎡、周囲約9kmの隆起珊瑚礁でできた平坦な島で、年間約50万人の観光客が訪れています。
集落は島のほぼ中央にあり、木造赤瓦の民家と白砂が撒かれた道を基調とした集落景観が残っています。
「売らない・汚さない・乱さない・壊さない・活かす」の5原則をもつ「竹富島憲章」により、沖縄の原風景ともいわれる赤瓦の家並みと石垣が美しく守られています。
また、平成29年より竹富島の環境や景観の保全策を強化する準景観地区指定に向けて取り組んでいます。

地区の特徴

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、赤瓦・寄棟の家屋や石積み、白砂の道で構成される伝統的な集落景観が残されています。(重伝建指定から30年が経過)
沿岸部を中心にほとんどの緑地は保安林として指定されている他、集落内外に御嶽と一体となっている緑地も多くみられます。
竹富島は県内でも有数の観光地となっており、集落内や海浜では夏季を中心に多くの国内外の観光客で賑わいをみせています。

地区の特徴

実地研修の内容

実地研修(1)【環状線西側の清掃美化活動】

環状線西側の清掃美化活動

実地研修(2)【アーラカー(共同井戸)手押しポンプの修繕(部品取替え)】

アーラカー(共同井戸)手押しポンプの修繕(部品取替え)

実地研修(3)【フーガ―(共同井戸・拝所)周辺の清掃美化活動】

フーガ―(共同井戸・拝所)周辺の清掃美化活動

今回の実地研修を通して

コロナ禍で感染対策しながらのサポーター活動でしたが、参加者から「楽しく活動ができた」との声がありました。

環状線西側の清掃美化活動に取り組むことによって、島の魅力を高めることや交通安全の確保が期待できるものとなりました。

アーラカーの手押しポンプを修繕(部品取替え)したことで、水を汲み上げることができ、散水や地域の子どもや来訪者が井戸水に触れる等、地域に潤いのある風景として期待できるものとなりました。

フーガ―(共同井戸・拝所)周辺を美化整備することによって、共同井戸そのものの存在が明らかになり、埋もれていた風景を再生することができました。